【PHOTO】コリコリさんと、スカイツリー

写真・記事:瀬尾泰章

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ついに『スカイツリー』がオープンした。以前、建設中にうかがった時と、コリコリさんの周りは、どう変化しているのだろう?昔、今、そして今後は、、、

コリコリさんが、この押上に初めてきたのはいつですか?

初めて来たのは、2000年です。当時、ビジネスパートナーだった人と一緒にお店を開いたのですが、たまたま、押上だったんです。この地にご縁があったんですね。最初「おしあげ」って読めなくて「おしがみ」って読んでしまいましたよ。

その当時の街の雰囲気はいかがでしたか?

お店が全くなかったですね。スーパーないから困りましたよ。もともと品川のあたりに住んでいたんですが、向こうはたくさんスーパーあったのに、こっちは本当にないので。大根とかキャベツとかね、生鮮食品を買おうと思うと、ちょっと自転車で行かないといけなかったんです。街にも人通りもある訳でもないですしね、でも、意外にも物価などは高い。不思議なところだよねって、よく話してた記憶があります。でも、隅田川が近いので、春は花見、夏は花火大会で混みますし、ここは神社やお寺さんが多いので、秋は神輿が活発だし、お正月なんかも人出が多いですしね、今もそうですが、四季折々のイベントが盛り上がっていましたよ。

『スカイツリー』が遂に完全オープンしましたが、『スカイツリー』ができて、街や人も何か大きな変化がありますか?

あんまり変わりないですよ、僕らはね。みんなによく言われるんだけど、建つ時からずっと見てるでしょ、だから風景の一部になっているんですよ。地元の人たちは、ほんと、そんな感じですね。スカイツリーが建ったからって、周りから思われる程、別に何も変わってはないと思います。

ただ、変わったなというよりも、困ったなというのはありますね。タワーを見に来た一部の方々のマナーがあまりよろしくないんです。写真を撮るのはいいんだけど、交通量の多いところなのに、道をふさいだりしてね、子供、お母さんたちが困ってるんです。この間、やっとニュースにもなってましたけど。

道路の拡張工事をやったわけでもないので、街自体、そんなに劇的に変わったって事でもないんですよ。スカイツリーのすぐ真下周りは、変わりましたけど、ここのように、ちょっと1本道を入ると、今までと何も変わらない雰囲気ですしね。

今回、たくさんのお店がこの周辺にも入りました。仲間のみんなともよく話すんですが、そういうお店にも、長く続けてほしいよねって。テナントなんかも高いようですし、ちょっと心配です。せっかくこの土地に来てね、商売を始めるんだったら、その時だけの事にせず、ほんと地元との連携をとってやっていってもらいたなって思います。ゲスト教授の、銀座の高橋洋服店の高橋さんも言われてましたが、『顔の見えるおつきあい』をしていってほしいなと思います。

元々、ここでやっている人たちは、自分たちの個性をしっかり活かして、地元に根付いた良いお店づくりをしてますからね。スカイツリーに来るお客の勧誘ではなくてね、この店に着たい、この人に会いたい、というお店づくりしてますから。

スカイツリーがあって、この街があるのではなくて、この街の中に、たまたま、スカイツリーがあった、という感じです。これも、仲間みんなとも良く話すんですが、スカイツリーではなくて、その他のところで、この街をより盛り上げていこうよねって。それが本当の地域力であり、人と人がつながり合うあり方だと思っています。スカイツリーがメインではなく、スカイツリーはこの街の一風景、という事ですかね。

今後はどういった活動をしていこうと思いますか?

古家屋を改造して、たくさん色んな個性のあるお店やシェアスペースが、この周辺には多いですからね、「まち歩き」みたいな、そんな事でお店同士、連携して、お互いに、良い関係がつくれれば嬉しいです。今まで続けてきている事、しっかり地道にやって、より強いつながりを作れたらいいですよね。

私のお店の話をすると、この仕事は「陽」ではなくて、「陰」の商売ですかね。本来、人が集まってくるようではいけないんですよね。だから、この周りの陽のお店、例えば飲食店や雑貨、服屋さんなどにたくさんの人が集まって、うちは、調子が悪いとか、たまにアロマでリラックスしたいとかね、何かあった時に来てもらえればいいなと思っています。うちもそうですが、子どものいるお母さんたちは本当に大変ですし、そんなお母さんなちに、癒しのイベントなんかも今後は多く開いていこうと思っていますよ。

こんなにも大きな『スカイツリー』が建とうとも、コリコリさんは、いつもと変わらない、頼もしい、コリコリさんでした。ほんとの、大きな存在ここにあり

コリコリさ〜んへ。

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written by

ウラハラ藝大代表 Photographer | 写真家

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